多賀新(版画家)の作品「飛来」を購入【「パノラマ島奇談」の表紙で有名】


多賀新の作品
北海道本別町出身で日本の銅版画家・多賀新先生(1946年生まれ)の版画(エッチング)作品「飛来」を購入しました。学生時代からファンである、憧れの作家の作品を購入することができました。マジで超うれしいです。

感慨深い思いでいっぱいです。この作品と出会ったのは、大学生時代、古本屋でたまたま見つけた江戸川乱歩文庫「パノラマ島奇談」でした。春陽堂から発売されている江戸川乱歩文庫シリーズの表紙を多賀新先生が担当しており、中でも、「パノラマ島奇談」の表紙の作品になった「飛来」は、いつか本物を見たいと思っていました。

多賀新とは?

多賀 新(たが しん、1946年12月14日[1] – )は、日本の銅版画家。北海道本別町出身。北海道本別高等学校卒業[1]。千葉県市川市在住。
代表作は、銅版画・江戸川乱歩の世界、新十二神将合体図など。近年は鉛筆画の作品にも力を入れている。銅版画「三極」は横綱日馬富士の化粧まわしの原画となった。

wikiより引用

多賀新略歴

多賀 新 略歴
1946 北海道に生まれる 
1965 上京
1972 日本版画協会展。以後每年〈現在・会員〉
1973〜74 版画グランプリ・受賞
1977 日本現代版画大賞展
1978 日本国際美術展
1982 日本の現代版画ベスト5展
1983 セントラル版画大賞展・受賞/現代の版画10人展
1983 ~ 84 文化庁在外研修派遣員(米国·西独)
2000 「土曜美の朝」NHK-TV 放映「版画家‧多賀 新」
2001 北海道立帯広美術館個展
2002 ケンブリッジ大学教授。肖像画依賴制作(英国)
2003 神田日勝記念美術館•個展(北海道)
2004 「四国 88 夕所・石文化美術展」(高島屋子八一4所)
2005 市川市民文化賞特別賞 
2007 佐倉市立美術館「小林ドンゲと二人展」 
2009 「OZIBIZM」5人展(東京・広島・九州・北海道)
2010 喜多方市美術館「五線の会」展

〈個展〉

1974年以後每年
国内外:各都市画廊:西独•米・英・仏·台湾
〈出版物・画集・収蔵美術館(国内外)〉多数
市川市在住

江戸川乱歩文庫「パノラマ島奇談 他四遍」

以下は、大学生時代に買った江戸川乱歩文庫「パノラマ島奇談 他四遍」です。昭和62年(1987年)が初版です。
江戸川乱歩文庫「パノラマ島奇談」

個展「多賀新~線描の魔術師~」

そこから月日が経ち、2012年千葉の市川市の芳澤ガーデンギャラリーで、個展「多賀新~線描の魔術師~」が開かれた際に、本物の「飛来」を目にしました。

本物を見たときの感動は、今でも忘れられないほどで、多くの作品がある中でも、「飛来」は、自分にとっては特別な存在であったことに気づきました。その時から、いつか購入したいと思っていました。ただ、人気の作家ですし、エディション(限定部数)が限られているので、無理だろう….と。「飛来」は買えなくても、いつか多賀新先生の作品は購入できたら…なんて思っていました。

2012年千葉の市川市の芳澤ガーデンギャラリーで開催された個展の時の写真。右は多賀新先生です。展覧会のフライヤーに使われている作品が「飛来」で、背景にもある垂れ幕とポスターに使われています。

ポスターで見ても、最高にかっこいいのがお分かりになるかと思います(笑) 先生と記念撮影できたあまりの嬉しさに、ニコニコでした(笑)
多賀新先生記念撮影

多賀新 版画作品「飛来」

すでに個展から10年以上も経っており、もう売り切れているだろうと諦めていましたが、先生に「飛来」を購入したいということを伝えました。そしたら、なんと、あと少しだけ残っているとのことでした。

実は、個展の際に、購入したいという旨を先生に伝えており、ご厚意で、事前に連絡先を教えてくれていました。当時の名刺に書かれた連絡先を大事に取っており、なんとか連絡することができました。

そして、実際、作品が届いてみるとなんと、48/50!!!まじでギリギリセーフ!!残り3枚でした。あぶねーーー。

本当にラッキー、マジで運が良いとしか思えないです。1977年に制作されて、45年近く前の作品が、まだ買えるなんて嬉しすぎます。以下が実際の作品です。

多賀新 版画作品「飛来」

多賀新 版画作品「飛来」

多賀新 版画作品「飛来」

多賀新 版画作品「飛来」

多賀新 版画作品「飛来」

多賀新 版画作品「飛来」

多賀新 版画作品「飛来」

またひとつ夢が叶って、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。仕事がんばろ!
なお、毎年4月には、多賀新先生の個展が東京で開かれていますので、ご興味ある方は、ぜひ足を運んで見てください。

春陽堂 江戸川乱歩文庫

春陽堂から出版されている江戸川乱歩の文庫シリーズの表紙は、作品集としてまとめられていますので、ご興味ある方はぜひ!

子供の頃の楽しみは、たまに来る映画であった。当時、続き物にして我々を魅了していたのは、明智小五郎であり怪人二十面相であった。何の刺激も変哲もない自然に囲まれた地に、都会の臭いのする空想とも現実ともつかない世界を見せてくれた。30年近く過ぎた現在、無意識の中で制作していた私の仕事は、あたかも乱歩氏と共作してのではないかと見違えるほどであり、あの頃に培われた物が原点となっていることに強い驚きを感じる。くしくも乱歩氏没後30年、私は、氏に今回の装丁画の感想をぜひ聞いてみたい気がする。

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