【副業】写真撮影で稼ぐ方法



職業柄、カメラマン、フォトグラファーの方々と一緒にお仕事したり、撮影することを生業としている方々がいます。今回は、会社員カメラマン、フリーランスのカメラマンで、メインの仕事とは違う、副業として行なわれる撮影で収入を得ている方法をいくつかピックアップしてみました。もちろん、私が知らないだけで、ピックアップした方法が副業ではなく、メインの仕事として、充分な収入を得ている方も、多くいらっしゃると思います。






副業とは

副業は、兼業、サイドビジネス、ダブルワークともよばれています。副業は、厚生労働省では、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日 働き方改革実現会議決定)を踏まえ、副業・兼業の普及促進を図っています。

副業に明確な定義はなく、あくまで、主として得ている収入のほかの収入源を指すのがほとんどです。副業をはじめるにあたっては、自分のスキルと時間、ライフスタイルに合った副業を選ぶことが大事です。

ということで副業として、写真撮影、主にWEBサービスを利用してお金を稼ぐ方法をいくつか紹介したいと思います。副業として収入を得られるかどうかに焦点を当てた為、アートか商業かは無視してください。

おすすめの副業:【6選】ストックフォトサービス

「ストックフォトサービス」とはWEBサイトや雑誌、広告、チラシ、DMなど様々なシーンで使われる写真画像を提供してるサービスです。レンポジとも言います。TVや雑誌などでもポピュラーな副業として取り上げられていますね。

各ストックフォトサービスでは、自社のカメラマンが撮影した写真だけでなく、登録制を採用し、撮影した写真を投稿しユーザーに素材が購入されるとクレジットを獲得(報酬を受取る)できる仕組みになっています。

どこのストックフォトサービスを使うかが肝となっており、他のサービスと重複して投稿できない場合がありますので、規約をよく読んで選んでください。

どこのサービスに登録しても、重要となってくるのは、希少な写真を撮影することです。誰もが撮影できる写真を多く投稿しても審査は通らない傾向にあります。需要があり、且つ、あまり投稿されていないジャンルを狙っていくのが副業として成功する鍵です。

PIXTA(ピクスタ)


「PIXTA(ピクスタ)」は、日本だと一番有名なストックフォトサービスといえるのではないでしょうか。私も何度も利用したことがあります。ご存知の方も多いと思います。写真だけでなく、動画・映像も提供しています。登録したカメラマンが投稿した写真はすべて、1点ずつ審査を行い、一定の基準を満たさないと販売されません。

一般クリエイター、専属クリエイター、人物専属クリエイターとクリエイターにもカテゴリーがあり、専属クリエイターとは写真の販売をPIXTAでのみ行なうクリエイターのことで、人物専属クリエイターとは、人物に特化したクリエイターのことです。このカテゴリーによってコミッション率(手数料)が異なってきます。

  

Adobe Stock(旧:Fotolia)


誰もがご存知、Adobeは、Photoshopやillustratorなどのアプリを開発しているコンピュータ・ソフトウェアですね。そのadobeが展開するフォトストックサービスが「Adobe Stock(アドビストック)」です。数百万点に及ぶロイヤリティフリーのストック画像、写真だけでなく、グラフィック、ベクター、ビデオ映像、イラストなどが販売されています。

元々あったFotoliaという写真素材サイトが、Adobe Stocに統合され、2019年11月にサービスを終了します。報酬額は、写真だとユーザーが支払った金額33%、動画の場合は35%です。

Adobe Stock でライセンスされる写真、イラスト、およびベクターコンテンツのロイヤリティレートは、コンテンツの顧客が支払う金額の 33% です。ビデオの場合、ロイヤリティレートは金額の 35% になります。この金額は、顧客のサブスクリプションプランと、ライセンスされたコンテンツの種類によって異なります。

  

iStockphoto(アイストックフォト)


「iStockphoto(アイストックフォト)」はアメリカのワシントン州シアトルに本社を置く写真画像代理店であるゲッティイメージズが運営するストックフォトサービスです。
テレビやニュースで、使われる写真の提供元として「画像提供:Getty Images」と表示されていますね。

カメラマンとして登録するには、まずは「Contributor by Getty Images」というアプリをダウンロードします。
そして、そのアプリから、写真をいくつか提出し、審査を通過し、「iStockphoto(アイストックフォト)」で販売できます。

気になる報酬は、こちらもまた、 PIXTA(ピクスタ)と同様で「非専属」、「専属」というコントリビューター(ここではカメラマン)にカテゴライズされ、そのステータスによってロイヤリティが異なります。 非専属のロイヤリティ率は15%(写真)、専属のロイヤリティ率は20%(写真)です。

  

Shutterstock(シャッターストック)


投稿した写真が月額定額プランで1枚購入されるたびにで0.25$(26.61 円:記事投稿時のレート)が支払われます。売り上げた総額によってランクづけがあり、500$、3,000$、10,000$とクラス分けされ、支払金額が異ります。
月額定額プランでない購入者に対して支払いは、月額定額プランで購入されるようり高く設定されています。

あと、友達などを紹介すると紹介手数料として、紹介した友人が売り上げを計上した際に紹介報酬として謝礼が支払われます。

  

Paylessimages(ペイレスイメージズ)


「Paylessimages(ペイレスイメージズ)」もサイト内でクリエイター登録ができ、審査用の写真を5点提出し、通れば、写真を販売できます。

「Paylessimages(ペイレスイメージズ)」も同様にランク付けがあり、「ブロンズフェロー」、「シルバーフェロー」、「ゴールドフェロー」と最上級は「ダイヤモンドフェロー」です。ネーミングがかっこいいwww。

最初は「ブロンズフェロー」から始まり、単体価格の32%、定額制・バリューパックの場合は、1ダウンロード32円です。そして、「ダイヤモンドフェロー」だと販売価格の51%(単品)、1ダウンロード51円(定額制・バリューパック)という価格です。
あと、専属クリエイターというランクも存在し上記の一般クリエイターよりコミッション率が良いです。

  






photolibrary(フォトライブラリー)


価格を自由に設定できるのが特徴と言えます。設定した価格の販売売上の最高60%(初月40%)を還元しています。

「独占」と「一般」でカテゴライズされ、「独占」はphotolibrary(フォトライブラリー)のみで販売、「一般」はphotolibrary(フォトライブラリー)以外でも販売されている方です。「独占」と「一般」でコミッション率が違います。

「独占」と「一般」のコミッション率の違いは20%以下なので、メインは大手のストックフォトサービスにして、サブ的に登録するのが良いかもしれません。

  

おすすめの副業:フリー写真素材サイト

フリーで写真素材を配布するサイトを自分で作り、そのサイトに広告を貼り、収入を得る副業です。
写真ではないですが、イラストを配布している「かわいいフリー素材集 いらすとや」の写真版を想像してもらえるとよいかもしれません。

ただ、サーバーを借りて、独自ドメインを設定、wordpress(ワードプレス)で構築するという手順を取らないとあまり効果がないと思いますので、それなりに知識がある方でないと無理かもしれません。もし、作ってみたいなあという方がいれば格安でお手伝いしますよ(笑)ご連絡ください。

参考:PRIGA(プリガ)

「PRIGA(プリガ)」青空・夕焼け・雲などの写真だけが掲載されているサイトです。

コンセプトも素敵だし、掲載されている空の写真もとてもいいです。個人的に何度も利用しているのおすすめです。トップページと一覧にGoogleの広告がありますね。

  

参考:Skalgubbar(スカルグバー)

建築家Teodor Javanaud Emdénが運営している、写真の人物が切り抜いてある素材を提供しているサイトです。

写真よりは素材に近いですが、かなりニッチなコンセプトで、投稿されている数は400近いです。広告は貼られていませんが、shopを展開しています。

  

参考:BEIZ images(ベイツ・イメージズ)

Web、DTP、動画、アプリ、壁紙、背景 などに使える高画質&高解像度の写真素材を無料でダウンロードできます。

サイトの構造のせいでユーザーに優しくない作りになっていますが、similarwebでアクセス数を調べる月間5万PV程度ありましたので、月々数万円程度の収益はあるのではないでしょうか。

  

おすすめの副業:フォト・写真コンテスト

出品料が必要なのと、コンペティションで、コンペにリソースを割くのかという問題がありますが、カメラマンとしての価値を上げると面でみれば有効かと思います。

ただ、フォト・写真コンテストの特徴として、絵画や小説などのジャンルに比べて、どのコンテストも賞金が少ないです。ここでは比較的に大賞賞金が多めのフォト・写真コンテストをピックアップしたいと思います。副業として最適かどうかさておき、賞金、収入を得られるう点でピックアップしています。

全国展フォトコンテスト

【最高賞金:30万円】
これまでに60回以上開催されている歴史ある写真コンテストです。テーマがそれぞれに設けられており、そのテーマに沿って応募します。内閣総理大臣賞(1点)が30万円で、文部科学大臣賞(2点)が賞金20万円です。
副業としてではなく、腕試しとして応募してみるといいかもしれません。

  

交通総合文化展 -新日本観光写真-

【最高賞金:20万円】
「日本の交通」もしくは「新しい観光地」のいずれか1つを選ぶ応募する写真コンテストです。このジャンルが得意な方にはうってつけの写真コンペです。賞金は20万で、他の写真コンテストより高めの設定です。

  

IMA next

【最高賞金:10万円】
現物の写真を送るのではなく、ネット上に写真をアップロードして審査が行われる写真コンテストです。毎月ひとつのテーマが掲げられますので、そのテーマに沿った写真を専用ページでアップロードします。
各賞ごとに賞金10万円、また、副賞としてIMA Galleryでの展示の権利か、雑誌『IMA』での作品掲載かなどを選べるとても現代的な写真コンテストです。
審査員は海外の有名なクリエイティブ・ディレクターやライター、キュレーターが名を連ねています。

  

「美しい日本を撮ろう」フォトコンテスト

【最高賞金:20万円】
これまでに20回近く開催されてきたアマチュア写真家を対象にした写真コンテストです。テーマは、「美しい日本」ー伝えよう 世界へーで、四季の風景・伝統文化に焦点をあてた写真を応募しています。

  

タムロン鉄道風景コンテスト

【最高賞金:30万円】
日本のレンズメーカーである株式会社タムロンが主催する鉄道とその周辺を入れ込んだ写真のコンテストです。「一般の部」の他に「小・ 中・高校生の部」があり、広く写真作品の応募を募っています。

  

おすすめの副業:【2選】クラウドソーシング

副業の定番として認知されつつあるクラウドソーシングです。ほとんどの方がご存知だと思いますが、クラウドソーシングとは、不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスですね。

写真だけでなく、デザイン、ライティング、イラスト、HP制作、映像制作などのジャンルで、どこのサイトも仕事が溢れかえっています。また、案件を求める副業ユーザーも多く登録しています。

それぞれのサイトによって案件の多さの偏りは若干はありますが、スタイルはほとんど一緒です。企業や個人事業主が、案件を掲載し、その案件に対してクラウドワーカーたちが応募する仕組みです。

クラウドソーシングサービスはいくつも存在しておりますが、上位2社のサービスをピックアップしておきます。登録しているユーザー数が多く、倍率は高いですが、その分、案件の数も多いので、自分にあった副業を見つけられます。

クラウドワークス

副業:クラウドワークス

  

ランサーズ

副業:ランサーズ

  

おすすめの副業:【3選】フリマ・ハンドメイド販売サイト

写真を額に入れて販売したり、ポラロイド風に加工したり、フォトドロップにして販売しています。とりあわ多いのは、写真をウェルカムボードに加工したり、パネル加工したりするサービスです。

写真を加工すできる方や、ハンドメイド的な作業が好きな方におすすめの副業です。

minne(ミンネ)

ポラロイド風の加工、フォトドロップ、ウェルカムボードが圧倒的に多いです。


  

ココナラ

「ココナラ」では写真撮影代行・写真提供のうカテゴリーが用意されており、登録しているカメラマンが得意な事柄、できる事柄を明記し、仕事を募集しています。
例えば、「出張撮影・写真撮影・レタッチ等代行いたします」とか、「ネット販売用等の食材、食品商品の撮影を致します」などです。ユーザーがカメラマンにお願いするスタイルです。


  

creme(クリーマ)

写真を額装、もしくはパネル張りして販売している方が多いです。

  

おすすめの副業:【5選】出張写真撮影サービス(登録制)

出張写真撮影サービスは様々な企業がサービスを提供しています。自社のカメラマンを派遣するタイプと登録しているフリーランス・副業のカメラマンに、利用者が直接アサインするサービスの2つあります。

今回は、後者の自分で登録しているフリーランス・副業ののカメラマンに依頼できるサービスで、自身で登録が可能なサービスをピックアップしました。審査があるので、副業として成り立つかどうかは、作品のクオリティにかかっています。

FOTORIA


プロの方はもちろんですが、カメラが趣味のセミプロの方も登録ができます。ただ、審査がありますので、審査をクリアしなければなりません。基準の「ステージ」(=ランク)が設けられ、報酬もそのステージによって変わってきます。

スキルや職歴が反映され、実力に合わせた報酬システムが採用されています。審査さえ通過すれば、自分で撮影のスケジュール管理ができるので、空いた時間に撮影のスケジュールを入れて、申し込みを待つだけなので、登録だけしておけば、時間がある時に利用できるので、とてもよい副業ですね。

  

出張撮影サービス byGMO


インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業などを展開するMOインターネットグループのGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営しています。

サンプル画像、プロフィール、面談等の審査があり、はじめて登録の許可がおります。合格するためのハードルの設定が高そうでありますが、GMOの母体が大きいので、サービスとしての信用度が高いです。

プロからこれからプロになりたいとカメラマンの方は挑戦してみるのもいいかもしれません。副業的に片手間で行うのはきびいかもしれません。ただ、撮影ディレクターが進行するようなので、スケジュール等があえば、受注できる可能性は高いでしょう。

  

OurPhoto [アワーフォト]


副業として登録している方も多いようで、育児の傍や、空き時間を有効に使って副業を行うフォトグラファーが登録しています。

「おひねり機能」システムが導入され、チップのようなもので、フォトグラファーの対応や写真の仕上がりにお客様が感動した際に追加で支払われます。こちらも、審査があり、一次、二次を通過したフォトグラファーだけが登録できます。

公式サイトでは、「〜OurPhotoフォトグラファーになるためのポイントを紹介します〜」が公開されていますので、参考にしてみてください。

  

fotowa(フォトワ)


こちらも副業のフォトグラファーだけでなく、プロの方も多く登録しています。一次、二次を通過したフォトグラファーだけが登録できます。

「デジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼をお持ちの方」、「写真を編集するためのPCを持っている方」、「定期的な活動が可能な方」など応募条件がありますので、諸条件を公式サイトからご確認ください。

  

Lovegraph[ラブグラフ]


こちらも、審査があり、一次、二次を通過したフォトグラファーだけが登録することができ、「週に1~2回以上撮影にいける方」という条件をクリアしたフォトグラファーが登録されます。

初心者向けにカメラ講座「ラブグラフアカデミー」を開いているので、技術的に不安な方はフォローしてもらえます。「レタッチ入門編」、「構図編」など基礎的な講座が1万円前後で受講できます。

  

おすすめの副業:【2選】写真アプリ(スマホで撮影OK)

写真アプリで、携帯で撮影した写真をアプリにアップロードして販売する結構画期的なサービスです。このサービスで有名なのが「Selpy(セルピー)」と「Snapmart(スナップマート)」です。
カメラの写真撮影と並行して、Instagramが好きな方におすすめです。どちらも高額な収入にはなりませんが、数千円程度のちょっとした小遣い稼ぎにはなると思います。
様々なブログで使い方や、レビューなどが多く投稿されていますので、検索してみてください。

Selpy(セルピー)

副業:Selpy(セルピー)
広告主の企業がリクエスト(お題)出すので、そのリクエストの内容に合った写真を投稿して、企業に購入してもらい、報酬を得るシステムになっています。
リクエストによって金額が違い、SNSに連動(SNSで拡散)することで、報酬額がアップすることがあります。

  

Snapmart(スナップマート)

副業:Snapmart(スナップマート)
Snapmart(スナップマート)とは、スマホなどで撮った写真素材をユーザーから直接購入できるサービスです。
単品購入で1枚¥324(税込)、定額制プランなら1枚あたり約¥60(税込)となっており、賞金がある企業や自治体が主催するフォトコンテストも開催されています。

  






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